2027年の極大と見頃
2027年の極大は昼の12時ごろ。空が明るい時間帯なので、夜側でもっとも極大に近い1月4日(月)の未明(1月3日(日)の深夜〜4日の夜明け前)がいちばんの狙い目です。この流星群はピークの幅が数時間と短く、半日ずれた1月5日(火)未明には数がぐっと減ってしまいます。月齢26.1の細い逆三日月は未明に東の空へ昇りますが、影響はわずかです。
なぜ「未明」に見るのか
放射点があるのは、うしかい座の北のはずれ──北斗七星の柄の先の近くです。ここは宵のうちは北の地平線すれすれで、流星がほとんど地平線の下に隠れてしまいます。夜が更けるにつれて放射点は北東の空を昇り、夜明け前にもっとも高くなります。
「ピークが鋭い」×「放射点は未明に高い」。この2つの理由から、しぶんぎ座流星群は極大にいちばん近い未明を一点狙いするのが正解です。
しぶんぎ座流星群とは
1月上旬に活動する、一年の先頭を切る三大流星群です。変わった名前は、いまは使われていない星座「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」に由来します。星座としては廃止されましたが、流星群の名前にだけ残りました。現在の星図では、うしかい座とりゅう座の境界のあたりです。
母天体は小惑星2003 EH1とする説が有力です。年ごとの当たり外れが大きいことでも知られ、条件の良い年に鋭いピークを捉えられれば、短時間に多くの流星を楽しめます。
正月の未明観測メモ
一年でもっとも冷え込む時期の夜明け前です。防寒は登山並みに、風を避けられる場所で。ピークが短いぶん、1〜2時間の短期集中で構いません。目が暗さに慣れるまでの15分はスマホを見ずに我慢。初詣ならぬ「初流星」を、1月4日(月)の夜明け前にどうぞ。
しぶんぎ座流星群 年別の極大一覧(2027〜2032年)
観測条件は極大時の月齢から自動判定しています。極大が日本の夜間・未明に当たるかどうかで、見え方が大きく変わる流星群です。