ブルームーンとは
現在いちばん広く使われている意味では、ブルームーンとは同じ暦月のなかで2回目に起こる満月のことです。満月から次の満月までは平均29.5日。ひと月の長さ(30日か31日)よりわずかに短いため、月の初めに満月が来ると、同じ月の終わりにもう一度満月がめぐってきます。
これが起こるのは平均して2〜3年に1度。英語の慣用句 “once in a blue moon”(めったにないこと)は、この珍しさから来ています。
次のブルームーンはいつ?
直近では2026年5月31日がブルームーンでした(この満月は、その年最小のマイクロムーンでもありました)。そして次は2029年1月30日(火)。しかも2029年は1月30日と3月30日の2回ブルームーンが起こる「ダブルブルームーン」の年です。
なぜ2回も起こるかというと、この年の2月には満月が一度もないから。1月の初めと終わりに満月が来ると、次の満月は2月を飛び越えて3月の初めになり、3月の終わりにもう一度──というわけです。満月のない月が生じ得るのは、29.5日の満月周期より短い2月だけです。
2024〜2036年のブルームーン一覧(ひと月に2回目の満月・日本時間基準)。時差の関係で、海外のサイトとは日付や年が異なる場合があります。
もうひとつの数え方──「季節の3番目」のブルームーン
実はブルームーンには、より古い伝統的な定義があります。アメリカ・メイン州の農事暦では、ひとつの季節(春分・夏至・秋分・冬至で区切る)に満月が4回あるとき、その3番目をブルームーンと呼んでいました。ふつう一季節の満月は3回なので、4回ある季節の「余分なひとつ」に印をつけたのです。
ところが1946年、天文誌スカイ・アンド・テレスコープの記事がこれを「ひと月に2回目の満月」と誤って紹介。のちに誤りと分かりましたが、分かりやすさもあってこちらの意味が世界中に定着しました。いまでは両方の数え方が使われています。
季節で数えるブルームーン(2024〜2036年・日本時間基準)
月は青く見えるの?
ブルームーンの満月は、色も明るさもいつもの満月と同じです。名前の由来も、月の色とは関係がありません。
ただし名前とは別の現象として、大規模な火山噴火や山火事の煙が上空に広がると、粒子が赤い光を散乱させて月がほんとうに青みがかって見えることがまれにあります。1883年のクラカタウ火山の大噴火のあと、各地で青い月が観察されたという記録が残っています。こちらは満月の回数とは無関係の、文字どおりの「青い月」です。